インドネシアの紅茶一覧と歴史・特徴

約14,000の島からなるインドネシアを代表する紅茶生産地は、コーヒーの生産地としても世界的に有名なジャワ島(西部)とスマトラ島(北部)です。
ジャワ島ではインドネシア国内紅茶生産量の約65%、スマトラ島では約25%の紅茶が生産されており、特にジャワ島の紅茶は「ジャワティー」として日本で広く知られています。
これらの島々は気候や地形がスリランカと似ているため、紅茶のテイストもセイロンティーに似た味わい。
年間を通して生産される紅茶の約7割が輸出され、主にブレンド用として使われています。

インドネシアの紅茶<歴史>

インドネシアの紅茶の歴史は古く、インドネシアがまだオランダの植民地であった1690年にオランダ人がジャワ島に中国種の茶の木を植えたことが始まりです。
その後1870年代にスリランカからアッサム種が持ち込まれ、オランダにより本格的なプランテーション(大規模農園)が開始されました。
その後1890年以降に茶産業として確立され1933年頃にはインド、セイロンに次ぐ世界第3位の輸出国になりましたが、第二次世界大戦による占領や独立に伴う混乱により衰退。独立後の1950年以降、徐々に生産量が回復し、現在はかつての農園のほとんどが国有化され輸出量ともに世界第4位を占めています。
ただ近年は紅茶以外の農作物への切り替えが進み、紅茶生産量は減少傾向にあります。
インドネシアの紅茶一覧と歴史・特徴

スマトラ紅茶

インドネシアの紅茶一覧と歴史・特徴

ジャワ紅茶

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