【紅茶用語】「オレンジ・ペコー」とは?

「オレンジ・ペコー」は、紅茶のグレードの名称、また、茶葉の部位の名称(お茶の葉の一番上の「芯芽」と呼ばれる生えたばかりの葉からすぐ下の2番目の葉)の2つの意味をもちます。

この記事では「オレンジ・ペコー」の語源について紹介します。

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ペコーとは?

起源は定かではありませんが、「ペコー」は中国の白茶の一種「大白茶」の新芽の部分の産毛を意味する白毫(はくごう)のことをさします。

中国語だと「パイハウ」のような発音なのですが、それがなまって英語でペコーと発音されたことがはじまりという説があります。

オレンジの意味は?

  • 19世紀に流行った「産毛と水色が鮮やかなオレンジ色の茶葉」が「オレンジペコー」と呼ばれた
  • 白毫(はくごう)がオレンジ色に見えた
  • オランダ王国の王室「オラニエ・ナッサウ家」に関係している

など、様々な説がありますが、どれも定かではありません。

語源は不明ですが、オレンジ・ペコーが茶葉のサイズを表すようになったのは、1930年代に「オレンジペコーは高級品」といった誤解が広がり、アメリカ商務省が1945年に茶葉の形状・サイズの明示を指示したことにより「OPリーフ」「OPカット」などと表示されるようになったことがきっかけとされています。

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