西ベンガル州クルセオン地区に位置するマカイバリ農園のマカイバリは、ネパール語で「とうもろこし畑」という意味をもちますが、それはこの地が茶園になる前はトウモロコシ畑だったことに由来します。
ここは1840年代にイギリス人によって創業され、1856年に商業目的でイギリスのサムラー大尉によって始められたダージリンの中でとても長い歴史をもつ由緒ある茶園です。
マカイバリ農園は紅茶栽培における世界初のバイオダイナミック農法認定を取得し、2001年には日本の有機JAS認定を取得。40年以上続く有機栽培への取り組みとその有機栽培で作られた紅茶の品質は世界からも評価され、ティーオークションでは歴代世界最高値を記録した「シルバーニードルズ」を生み出した茶園として有名で、英国王室御用達茶園の一つでもあります。
茶の木は主に中国交配種が栽培されていますが、一部アッサム交配種、クローナル種も栽培されています。
創業 | 1856年 |
標高 | 平均1,189m |
生産茶葉 | 主に紅茶 / 緑茶やスペシャリティ・ティーも生産 |
オーガニック農法 | 1988年にオーガニック農法を採用、1992年にダージリンで初めてバイオ・ダイナミック農法(※)を採用 |
※バイオダイナミック農法:オーガニックの次のステップとも言われ、ドイツのシュタイナーが提唱する世界最高の有機農法。化学肥料や農薬を避けた健康的な土壌作りと、地球・植物のリズムとの調和を大切にする農法。
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