ディンブラ紅茶

セイロン7大紅茶産地の一つ「ディンブラ地区」はスリランカで最も生産量が多く栽培面積が広い紅茶産地であり、1870年代にスリランカで最初に茶の木が植えられた場所とも言われています。

標高により3区分に分けられているスリランカの紅茶(セイロンティー)の中ではミディアム(中地産)ハイグロウン(高地産)に区分され、起伏にとんだ標高1,200〜1,600mの場所に茶園が点在しています。

最初は低地のディンブラ地区で茶栽培が始まり、その後、現在の高地で茶園ができ始めたのは1,890年以降。スリランカではまだ歴史が浅い紅茶産地です。

「セイロン紅茶の女王」とも言われベーシックで何にでも合う、クセのない飲みやすさが人気の紅茶です。

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ディンブラ紅茶の生産地(場所)

スリランカ中央山脈の西側斜面に位置する地区がディンブラで、ウバ(ウヴァ)のちょうど反対側にあたる高地です。

高地の割に日中は30度近くまで気温が上がり、モンスーン(季節風)の影響もほとんど受けることがなく一年を通じて安定した品質の茶葉が生産されています。

ディンブラ紅茶の旬・収穫時期

<収穫時期:通年>

茶葉は一年を通して収穫されますが、「旬」とされるクオリティシーズンはモンスーン(季節風)が吹く1〜2月

クオリティーシーズン以外の茶葉も品質が良く安定しています。

ディンブラ紅茶の味の特徴

ディンブラは良くも悪くも強い個性がないことが特徴ですが、爽やかな渋み、コク、そして優雅な香りと甘みをもち紅茶らしい香味のバランスに優れた紅茶です。

特にクオリティーシーズンの茶葉は、バラを思わせるような香りと “ブリスク” と表現される爽快感のある強い渋味をもちます。

バランスが良くマイルドな味わいは飲みやすく、オールマイティーで何にでも合わせやすい使い勝手の良い茶葉です。

ディンブラ紅茶の製造方法

製造方法:ほぼオーソドックス製法

葉の形状(グレード):BOP(ブロークンオレンジペコー)/ CTC(クラッシュ ティア アンド カール)

ディンブラ紅茶の茶園(農園)

ディンブラには70以上の茶園(農園)があります。

<主な茶園>

  • オートン茶園
  • コッティヤガラ茶園
  • サマーセット茶園
  • ブランズウィック茶園
  • ベアウェル茶園
  • ロイノルン茶園
  • ロジー茶園

ディンブラ紅茶おすすめの飲み方

何にでも合わせやすいマイルドな香味のディンブラは、ストレート、ミルク、レモン、アイス、ブレンド、アレンジティー、どんな飲み方でも美味しく飲むことができます。

料理やお菓子のお供にもぴったり!

ブレンドティーやバリエーションティー用にも良く使われています。

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