日本ではあまり見かける事が少なく認知度が低い “ドアーズ” ですが、インド国内では生産量一位を誇るアッサムに次ぐ生産量第二位の紅茶です。
しかしこれといった特徴に乏しく、ほとんどがインド国内向けのティーバッグの原料茶やブレンド、フレーバーティー用として使用されています。
名前は知らないけど知らず知らずのうちに飲んでいるといったことが多く、単体ではあまり飲まれない紅茶です。
ドアーズ紅茶の生産地(場所)
ドアーズ地方はダージリン地方と同じインド北東部の西ベンガル州に位置し、ヒマラヤ山脈の麓にあります。
アッサム地方とダージリン地方の間に細く広がる低地の丘陵地帯(標高90〜1,750m)が紅茶の一大生産地。
年間雨量が多く、5〜9月の長いモンスーンと冬の強い冷え込み、朝晩の霧が特徴です。
ドアーズ紅茶の旬・収穫時期
<収穫時期:3~11月>
”旬”の時期「クオリティシーズン」は春と秋。
ドアーズ紅茶の味の特徴
水色は赤茶色で、渋味は少なくあっさりした香味。
ダージリンより香りが控えめでアッサムよりマイルドな味わいですが、口当たり良くコクがあります。
秋(10〜11月)に収穫するクオリティシーズンの茶葉は「ローズオータムナル 」と呼ばれ、バラのような香りがすることで知られています。
ドアーズ紅茶の製造方法
葉の形状(グレード): CTC(クラッシュ ティア アンド カール)、リーフ
ドアーズ紅茶の茶園(農園)
ドアーズには150以上の大規模茶園(農園)があります。
<主な茶園>
- アタル茶園
- タンジョラ茶園
- プッタルジョーラ茶園
- マチダール茶園
ドアーズ紅茶おすすめの飲み方
コクがありつつも渋味が少なくあっさりしているので、アイス、ミルク、ストレートのどれでも美味しく飲めます。
何にでも合わせやすいので、ハーブやフルーツを使ったアレンジティーなんかもオススメ!
ミルクティーの場合は濃いめがおすすめです。
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