ウバ(ウヴァ)紅茶

世界三大紅茶の一つとして知られている「ウバ(ウヴァ)」。

リプトン紅茶の創始者で “紅茶の王” と言われる「トーマス・リプトン」氏がスリランカで紅茶栽培に乗り出し、一大紅茶産地へ変貌させた最初の地区です。

標高により「ハイグロウンティー(高地産)ミディアムグロウンティー(中地産)ローグロウンティ(低地産)」の3区分に分けられるスリランカの紅茶の中でも最高級品とされる「ハイグロウンティー(高地産)」に代表される産地です。

イギリスではミルクティーに最も多く使われており、人気がある紅茶の一つでもあります。

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ウバ(ウヴァ)紅茶の生産地(場所)

ウバの産地ウバ州はスリランカ南東部、スリランカ(セイロン島)の中央山脈の東側に位置しています。

茶園はスリランカで最も標高が高い山岳地帯の斜面、標高1,400〜1,700mの高地に広がっています。

同じく標高が高いインドのダージリン地方と似た環境で、ウバも日中と夜間の激しい気温差によって何度も発生する霧と直射日光がフルーティーで甘い香りと上質な味を生む仕組みです。

1年の中でも7〜8月は、モンスーン(季節風)が山の斜面にかかっている霧を晴らして一気に茶葉を乾燥させることで生まれる、とりわけ優れた「ウバフレーバー」と呼ばれる香味の茶葉が作られます。

ウバ(ウヴァ)紅茶の旬・収穫時期

<収穫時期:通年>

茶葉は一年を通じて収穫され、中でも世界最高級とも言われるウバの茶葉が生産されるクオリティシーズン(旬)は7〜8月です。

クオリティーシーズン以外の茶葉も、強い渋味と濃い水色を備えていて高い人気があります。

ウバ(ウヴァ)紅茶の味の特徴

「ウバ・フレーバー」と呼ばれるメンソールのようなスッキリした爽やかな独特の香り(サロメチール香)とバラの花のようなフルーティーで甘さがある香りが特徴。また、キレのある強めの渋味をもっている個性の強い紅茶です。

水色は明るい紅真色からオレンジ色で、澄んだ輝きがありながらも濃く美しい色をしていて高い評価を得ています。

特に上質なものは、カップに注ぐとふちが金色の輪のように見える「ゴールデンリング」を見ることができます。

ウバ(ウヴァ)紅茶の製造方法

製造方法:オーソドックス製法

葉の形状(グレード):BOP(ブロークンオレンジペコー)

ウバ(ウヴァ)紅茶の茶園(農園)

ウバ州には50以上茶園があります。

<主な茶園>

※マーカー茶園は特に人気の茶園

  • アイスラビー茶園
  • シャウランズ茶園
  • セントジェームス茶園
  • ディックウェラ茶園
  • ハイランズ茶園
  • ボンバガラ茶園

ウバ(ウヴァ)紅茶のおすすめの飲み方

高級紅茶の一つであるウバの上質で独特の香りと渋味、甘みを味わうにはストレートが最適!

また、適度なコクがあるのでミルクティーにも合います。強い渋味もやわらぎ、やさしいミルクの味わいとメンソールの爽やかな香りを楽しめる個性的なミルクティーが楽しめます。

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