マラウイはアフリカ東南部に位置する九州と北海道を合わせたほどの小さな国で、紅茶生産量はその北に位置するケニアに次ぐ第2位を誇ります。
マラウイでの紅茶栽培は害虫の発生によりコーヒー農園が甚大な被害を受けた後の1880年代に開始。アフリカで最も古い歴史をもちます。
穏やかな香味をもつマラウイ紅茶ですが大半がティーバッグ用の原料茶や他産地産とのブレンド用で、南アフリカやイギリスへの輸出が60%以上を占めています。
軽めの味わいで飽きにくく、価格がお手頃なので常飲用としてもおすすめの紅茶です。
マラウイ紅茶の生産地(場所)
標高1500〜2700mほどの場所で生産しているケニアやタンザニア紅茶とは異なり、マラウイ紅茶の生産地はアフリカでも珍しい標高400〜1000mほどの低地です。
気候は熱帯性ですが高地は冷涼で、熱帯モンスーン気候にも属します。季節は5〜10月の乾季、11〜4月の雨季に別れています。
ほとんどの茶園はマラウイ最大の商業都市プランタイヤーからモザンビーク国境付近に分布しています。
マラウイ紅茶の旬・収穫時期
<収穫時期:通年>
雨季に入る12〜4月までがベストシーズン(量産期)で、この時期に年間生産量の70〜80%を生産しています。
マラウイ紅茶の味の特徴
カテキンが少なめで爽やかな渋みをもち、クセがなく軽い飲み口の紅茶です。
また、まろやかでコクがあり、ミルクティー向けのセイロンティーのルフナにも似た味わい。
水色は濃く鮮やかな紅色です。
マラウイ紅茶の製造方法
製造方法:LTP製法(CTC製法の変形型)
葉の形状(グレード): CTC(クラッシュ ティア アンド カール)
マラウイ紅茶の茶園(農園)
<主な茶園>
- エスペランザ茶園
- カブジ茶園
- サテムワ茶園
- サヤマ茶園
マラウイ紅茶おすすめの飲み方
ストレートやミルク、アイスティーなどどんな飲み方でも合いますが、特にミルクティー、チャイがおすすめ!
バリエーションティーにもぴったりです。
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