ルフナ紅茶

スリランカ(セイロン)紅茶の七大産地の一つでもある「ルフナ」。

スリランカ南部の熱帯雨林に点在する茶園で生産されています。

標高が低い場所のため、3区分に分けられるセイロンティーの中ではローグロウン(低産地)に区分される産地であり、その生産量はスリランカ全体での紅茶生産量の半分以上を占めています。

日本ではルフナのようなローグロウンティーはあまり馴染みがない一方、中近東からの需要が多い紅茶です。

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ルフナ紅茶の生産地(場所)

標高600m以下のスリランカで最も低い産地ということもあり、昼夜の気温差が大きくなく高温多湿な環境です。

他のスリランカの紅茶産地が地名であることに対して、「ルフナ」は地名ではなく紀元前にスリランカ南部に存在した古い王国の名前であり、シンハラ語(スリランカの公用語)で「南」という意味ももちます。

実際はスリランカ南端部の「カルタラ、ゴール、マータラ行政区(県)」がルフナにあたる場所で、沿岸の平地にある茶園から南端のシンハラジャと呼ばれる熱帯雨林地帯までの広範囲に及びます。

ルフナ紅茶の旬・収穫時期

<収穫時期:通年>

一年を通して収穫されクオリティシーズン(旬)は特にありませんが、4〜5月と10〜11月の雨季には生産量が増します。

高温多湿の環境は茶葉の成長を早めるため約1週間ごとの茶摘みが可能で、年14〜15回ほど収穫が行われます。

ルフナ紅茶の味の特徴

マイルドで黒糖を思わせる深いコクがあり、燻したようなスモーキーフレーバーが特徴。

渋味は少なめで口に含むとカラメルのような甘みを感じます。

水色は発酵の度合いが高いことを示す濃い赤褐色で、とても芳醇な香味をもちます。

ルフナ紅茶の製造方法

製造方法:オーソドックス製法

葉の形状(グレード):BOP(ブロークンオレンジペコー)

ルフナ紅茶の茶園(農園)

<主な茶園>

  • キルワナガンガ茶園
  • クイーンズベリー茶園
  • グナワルダナ茶園
  • ケラニ茶園
  • シタカ茶園
  • ポツトワ茶園
  • ルンビニ茶園

ルフナ紅茶おすすめの飲み方

ミルクとの相性が抜群なのでミルクティーがおすすめ!水色が濃いので、ミルクを入れると綺麗なクリームブラウン色になります。

チャイにしてスパイスを入れて飲んでみるのもおすすめ!また違った味わいを楽しめます。

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