ヒンズー語で「丘陵地帯」を意味する “テライ” は、一般的にはネパール南部、インドとの国境部に広がる細長い低地のことで、その東端がインドの茶産地としての “テライ” にあたります。
ドアーズと同様、主にインド国内向けのブレンドティーやティーバッグ用に生産されているため日本で見かけることはほとんどないですが、輸出品はドイツや東欧で人気があります。
茶の木はアッサム種が主体です。
テライ紅茶の生産地(場所)
テライはインド北東部、ヒマラヤ山麓の南側に位置する広大な草原地帯で、北にダージリン、マハナンダ川を挟んで東側にドアーズがあります。
年間平均気温は14〜26度と過ごしやすいですが、夏には35度まで気温が上がり、多湿であることも特徴です。
テライ紅茶の旬・収穫時期
<収穫時期:3〜11月>
クオリティーシーズン(旬)はモンスーン期(6〜9月)を挟んだ春と秋。
テライ紅茶の味の特徴
テライの東側に位置するドアーズと茶葉の品質がよく似ていますが、ドアーズよりマイルドなコクとあっさりした味わい、ほのかな渋味が特徴です。
水色は落ち着いた鮮やかで濃い赤色。
クオリティーシーズンの茶葉はダージリンのような華やかな香りをもつものもあります。
テライ紅茶の製造方法
製造方法:ほぼCTC製法
葉の形状(グレード):CTC(クラッシュ ティア アンド カール)
テライ紅茶の茶園(農園)
テライには約60の数の茶園(農園)があります。
テライ紅茶おすすめの飲み方
個性が強くないマイルドな紅茶なので、ストレート、(軽めの)ミルクティー、アイス、アレンジティーなどどんな飲み方でも美味しくいただけます。
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