ヌワラエリヤ紅茶

ヌワラエリヤは、19世紀後半にその土地で紅茶栽培を始めたイギリス人によって開発された高原リゾート(避暑地)で、イギリス様式で建てられたホテルなどの建物や娯楽施設が多く「リトル・イングランド」としてヨーロッパの人々に親しまれています。

ヌワラエリヤもウバディンブラと同じハイグロウン(高地産)に区分され、スリランカで最も標高が高い場所に位置していますが、他の2つよりも茶園数が少なく生産量はスリランカ全体の1.5%しかない希少性の高い紅茶です。

緑茶のような青々しさがあり、緑茶に馴染みのある日本人にとって飲みやすい紅茶です。

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ヌワラエリヤ紅茶の生産地(場所)

ヌワラエリヤは標高1,600m〜1,800m、ウバとディンブラに挟まれたスリランカ中央山脈の最も高いところに位置し、霧に包まれた高原地帯です。

年間平均気温16度の涼しい場所ですが、朝夕(5〜14度)と日中(20〜25度)と気温差が大きいため霧が発生します。そしてその気温差がヌワラエリヤ独特の渋味と香りを生んでいます。

ヌワラエリヤ紅茶の旬・収穫時期

<収穫時期:通年>

茶葉は一年を通して収穫されますが、モンスーンの影響を受ける1〜2月6〜7月が旬のクオリティーシーズン(旬)です。

ヌワラエリヤ紅茶の味の特徴

緑茶のような爽快な渋味とフレッシュな青々しさ、フルーツや花のような甘い香りが特徴的で、香りを楽しむ紅茶の一つ。

クオリティーシーズンの茶葉はダージリンに似た華やかで優雅な香味をもち「セイロンティーのシャンパン」とも呼ばれています。

茶葉は緑がかっていて、水色(すいしょく)は明るく赤みがかったオレンジやゴールドに近い色です。

ヌワラエリヤ紅茶の製造方法

製造方法:オーソドックス製法

葉の形状(グレード):BOP(ブロークンオレンジペコー)/ リーフ

ヌワラエリヤ紅茶の茶園(農園)

ヌワラエリヤには12の茶園(農園)があります。

<主な茶園>

  • インバネス茶園
  • ケンマヤ茶園
  • コートロッジ茶園
  • コンコルディア茶園
  • ペドロ茶園
  • マハガストッテ茶園
  • ラバーズリープ茶園

ヌワラエリヤ紅茶のおすすめの飲み方

ストレートティーでヌワラエリヤ独特の緑茶を思わせる爽やかな渋味とデリケートな香味を楽しむのがおすすめ!

ミルクティーにする場合は、濃いめに入れると渋味が和らいだ香り高いミルクティーを味わえます。

また、アイスティーにしても緑茶のような渋味と爽やかさが感じられて美味しくいただけます。

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